大豊泰昭の白血病に関する記事と骨髄バンクドナー登録、献血について

骨髄バンクの資料、カードなど 大豊さんの話
大豊さんの話

大豊さんの闘病について文章で読めるものでは「がんサポート」という医療情報誌の2011年5月号に掲載されたインタビュー記事がとても詳しいです。

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台湾の妹と白血球の型が一致したとき、これで生きられると思いました 急性骨髄性白血病になり、抗がん剤治療と骨髄移植を経験した 元プロ野球選手・大豊泰昭さん | がんサポート 株式会社QLife
台湾出身の大豊泰昭さんは2009年の春、急性骨髄性白血病を発病。いったんは白血病細胞が消えたものの翌2010年3月に再発。そうなると方法は骨髄移植しかなくなるが...

このインタビューにある「骨髄移植」については骨髄バンクや全国骨髄バンク推進連絡協議会のサイトに載っています。

日本骨髄バンク
日本骨髄バンクは、一人でも多くの白血病など血液疾患で苦しむ患者さんを救うために活動しています。患者さんを救うためには皆様のご協力が必要です。
特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会
あなたを待っている人がいます

血液の病気は化学療法や骨髄移植で完治することができます。
しかし、骨髄移植をするには、患者と提供者のHLA(白血球の型)が適合しなければなりません。

HLA型の適合率は、兄弟姉妹で4人に1人(25%)と言われており、血縁関係がないと数百万人から数万人に1人の確立とされています。
(HLA型は白血球の型ですので、血液型が違っていても提供することができます。)

全国骨髄バンク推進連絡協議会「骨髄移植とは」より

大豊さんは大豊さんが長男で、弟が二人、妹が一人の四人兄妹だったので、適合率が良かったのですね。親子間ではHLA型はほとんど適合しないそうです。

わたしも大豊さんのご病気を知った後、いろいろ調べてよく考えてから骨髄バンクのドナー登録をしました。

命のボランティア、ドナー登録

骨髄移植や末梢血幹細胞移植は、白血病や再生不良性貧血などの病気によって、 正常な造血が行われなくなってしまった患者さんの造血幹細胞を、 健康な方の造血幹細胞と入れ替える(実際はドナーから採取された造血幹細胞を点滴静注する)ことにより、 造血機能を回復させる治療法です。

日本では「骨髄バンク事業」が1992年から開始され、 これまでに多くの患者さんを救う実績をあげています。 しかし、日本の骨髄バンクで骨髄移植や末梢血幹細胞移植を必要とする患者さんは、毎年少なくとも2000人程度です。一人でも多くの患者さんを救うためには、一人でも多くのドナー登録が必要です。
ドナーを待つ患者さんにとっては、あなたの登録が、大きな希望になります。

ドナー登録できる方
・骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方
・年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方
・体重が男性45kg以上/女性40kg以上の方

日本骨髄バンク | ドナー登録について | ドナー登録できる方の条件
このページでは「ドナー登録について - ドナー登録できる方の条件」に関する詳細情報を掲載しています。

骨髄バンク「ドナー登録をお考えの方へ」より

もし骨髄バンクでドナー候補になり、実際に提供するまでに一番肝心なのは健康であることはもちろん、「最終同意後は患者さんの命に関わるため撤回できない」ことと「家族の同意が必要」なことで、さらに提供日と病院の調整にもきちんと対応できないとつとまりません。

また、転居などで連絡先が変わったら必ず骨髄バンクにも連絡が必要です。なぜならば、患者さんの命がかかっているからです。

なお、ドナー提供では入院費用はかかりません。

勤め先によってはボランティア休暇制度があったり、保険会社によってはドナーに対して給付金が支払われる保険商品があることも覚えておくといいと思います。

骨髄バンクのドナー登録はちょっと荷が重いかもという場合には、健康であれば定期的な献血がオススメです。これも大切な命のボランティアです。

献血について|日本赤十字社
病気やけがなどで輸血を必要としている患者さんの尊い生命を救うため、日本赤十字社では、16~69歳までの健康な方に献血のご協力をお願いしています。

このようなボランティアに関心を持つと、とてもいい社会勉強になります。

どんなに健康で病気知らずでも人間は加齢で少しずつ身体は不自由になります。

社会的弱者の目線で誰にでも安全で住みよい社会を作るにはどうしたらいいのかを普段から考えることは、人間が人間らしく生きるために大切なことだとわたしは考えます。

白血病を含む、がんについて信頼できる、最新の正しい情報をわかりやすく紹介しているウェブサイトは国立がん研究センターがん対策情報センターの「がん情報サービス」です。わたしも家族ががん治療をしているときにとても役に立ちました。

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