大豊さんの闘病について文章で読めるものでは「がんサポート」という医療情報誌の2011年5月号に掲載されたインタビュー記事がとても詳しいです。
このインタビューにある「骨髄移植」については、公益財団法人日本骨髄バンクや特定非営利活動法人全国骨髄バンク推進連絡協議会のサイトに載っています。

血液の病気は化学療法や骨髄移植で完治することができます。
しかし、骨髄移植をするには、患者と提供者のHLA(白血球の型)が適合しなければなりません。HLA型の適合率は、兄弟姉妹で4人に1人(25%)と言われており、血縁関係がないと数百万人から数万人に1人の確立とされています。
(HLA型は白血球の型ですので、血液型が違っていても提供することができます。)
大豊さんは大豊さんが長男で、弟が二人、妹が一人の四人兄妹だったので、適合率が良かったのですね。親子間ではHLA型はほとんど適合しないそうです。
わたしも大豊さんのご病気を知った後、いろいろ調べてよく考えてから骨髄バンクのドナー登録をしました。

もし骨髄バンクでドナー候補になり、実際に提供するまでに一番肝心なのは健康であることはもちろん、「最終同意後は患者さんの命に関わるため撤回できない」ことと「家族の同意が必要」なことで、さらに提供日と病院の調整にもきちんと対応できないとつとまりません。
また、転居などで連絡先が変わったら必ず骨髄バンクにも連絡が必要です。なぜならば、患者さんの命がかかっているからです。
なお、ドナー提供では入院費用はかかりません。
勤め先にボランティア休暇制度があったり、地方自治体から助成金が出たり、保険会社からドナーに対して給付金が支払われる保険商品があったりすることも覚えておくといいと思います。
骨髄バンク(公益財団法人日本骨髄バンク)のドナー登録は、自分には荷が重いかも(体力や時間の負担は少なくないかも)という場合は、健康であれば定期的な献血(日本赤十字社)がオススメです(献血当日、献血基準を満たす必要があります)。
これも大切な命のボランティアです。


このようなボランティアに関心を持つと、とてもいい社会勉強になります。
どんなに健康で病気知らずでも、人間は加齢で少しずつ身体は不自由になります。
社会的弱者の目線で誰にでも安全で住みよい社会を作るために、どうしたらいいのかを普段から考えることは、人間が人間らしく生きるために本当に大切なことだとわたしは考えています。

白血病を含む、がんについて信頼できる、最新の正しい情報をわかりやすく紹介しているウェブサイトは、国立がん研究センターがん対策情報センターの「がん情報サービス」です。
わたしも家族ががん治療をしているときにとても役に立ちました。


